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	<title>恒心文庫:名犬1A - 版の履歴</title>
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	<updated>2026-07-22T10:50:02Z</updated>
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		<title>&gt;チー二ョ: ページの作成:「__NOTOC__ == 本文 == &lt;poem&gt; 1Aは走り回っている。四つ足で、虎ノ門を走り回っている。今は夜である。いつもは昼に外にいるのに、…」</title>
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		<updated>2021-07-03T23:45:56Z</updated>

		<summary type="html">&lt;p&gt;ページの作成:「__NOTOC__ == 本文 == &amp;lt;poem&amp;gt; 1Aは走り回っている。四つ足で、虎ノ門を走り回っている。今は夜である。いつもは昼に外にいるのに、…」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;b&gt;新規ページ&lt;/b&gt;&lt;/p&gt;&lt;div&gt;__NOTOC__&lt;br /&gt;
== 本文 ==&lt;br /&gt;
&amp;lt;poem&amp;gt;&lt;br /&gt;
1Aは走り回っている。四つ足で、虎ノ門を走り回っている。今は夜である。いつもは昼に外にいるのに、なぜか今日は夜なのだ。&lt;br /&gt;
「はっ はっ はっ」&lt;br /&gt;
いつも車を押している小太りのデブはいない。一匹だけで息荒く、灰色の地面を駆けている。爪が石を掻く硬い音が、等間隔で響き、近づいては離れていく。&lt;br /&gt;
小太りのデブ、唐澤貴洋はその様子をひたすら眺めていた。家の前で佇んで、月の光を浴びている。その前に、ふと、1Aが止まる。&lt;br /&gt;
夜の静寂の中、1Aの荒い呼吸が響く。まるで笛の音に聞こえるのは、その骨と皮だけの細い首を、乾いた首輪がひたすら締め付けているからだろう。そしてそこから伸びる鎖は、背後の闇に伸び、誰かの手に握られている。&lt;br /&gt;
それは洋の手であった。車椅子に腰掛けた洋に鎖を握らせて、1Aは走り回っていたのだ。しかし限界が来たのか、1Aは力無く地面に横たわり、二三回跳ねると動かなくなった。&lt;br /&gt;
それを見届け、洋は慈愛に満ちた目つきで1Aに&lt;br /&gt;
近寄った。そしてその首輪を優しく外すと、自身の首を括った。視界の端、貴洋はいつの間にか車椅子に腰を下ろし、その手に鎖を。&lt;br /&gt;
確認するまでもなく、洋は走り出す。息子のため、父たる自分が馬車馬の如く走るのは当然なのだ。父の引く車椅子に座って、唐澤貴洋は夜の闇に消えていった。&lt;br /&gt;
&amp;lt;/poem&amp;gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
== リンク ==&lt;br /&gt;
* 初出 - {{archive|https://ensaimada.xyz/test/read.cgi/rid/1407160188/|https://archive.ph/54fhT|デリュケー {{PAGENAME}}}}&lt;br /&gt;
{{テンプレート:恒心文庫}}&lt;br /&gt;
[[カテゴリ:恒心文庫]]&lt;br /&gt;
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		<author><name>&gt;チー二ョ</name></author>
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